りんごかもしれない は大人も想像力が掻き立てられる絵本!2歳半でも楽しめる?感想や作品について紹介【絵本】

考え出すと止まらない、なんてことありますよね。
今回はそんな想像力を掻き立てられる絵本、『りんごかもしれない』を読んでみたのでご紹介します!
この絵本は賞を受賞して話題になっていたので、気になっていた方は多いのではないでしょうか。
絵本のあらすじや詳しい情報はもちろん、2歳の娘と読んだ時の様子も書きます!
ぜひ参考にしてください
りんごかもしれない 作品情報とあらすじ
作品情報
タイトル:りんごかもしれない
作者:ヨシタケ シンスケ
初版:2013年4月25日
出版:ブロンズ新社
対象年齢は公式では記載がありませんでしたが、4・5歳頃~という声が多かったです。
奥深く考えながら楽しめるのは4・5歳くらいなのかなーと思いますが、3歳前後でもりんごの変化が面白く感じると思いますよ!
また、この絵本は『発想絵本』というシリーズで、このほかに『ぼくのニセモノをつくるには』『このあと どうしちゃおう』『ころべばいいのに』があります。
![]() | 価格:1,540円 |

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あらすじ
男の子が学校から帰ってくるとテーブルの上にりんごがあった。
「もしかしたらこれはりんごじゃないかもしれない…」
さくらんぼでは…何かのタマゴでは…ほしでは…兄弟がいるのでは…
想像し出したら止まらない!
たくさんの「~かもしれない」を想像した男の子がとった行動は…
まだ早いかも…と思っていた2歳半の娘と読んだらこうなった
娘が2歳になりたての頃にヨシタケさんの『もうぬげない』を読んだのですが、途中放棄された経緯がありました。
当時はイラスト自体には興味が持てたようですが、話の展開が理解できてなかったみたいです。
その後数冊さらっと目を通して見たらヨシタケさんの絵本の内容は総じて奥深いと感じ、しばらく時間をおくことに。
そして今回、娘が読みたいと言って持ってきたので、そのまま『りんごかもしれない』を読んでみたのですが…
これが大ヒット!
まだ知らないもの(メカとか…)もありましたが、いろいろな形のりんごに興味津々でした。
特にりんごの兄弟のページでは「これは?」の嵐。
50音に並んでいる兄弟たちの中からりんごを見つけた時には、りんごあったー!と別の楽しみ方をしていました。
まだ内容を理解しているわけではないと思いますが、それでも話の雰囲気と自分の知っているりんごが色々な形をしているのがヒットしたのかもしれません。
2回目以降は話を読むよりも、これはこういう形、これは何してる、といった絵自体を楽しんでいる様子でした。
(読んでいる途中で形や様子の話をしてきていたので、ストーリーはともかく…なんだと思います。)
りんごかもしれない を読んでみた大人の感想
こんなにも深い話なのにゆるっとしたイラストで絶妙におもしろいヨシタケさんの絵本!
りんご一つに男の子の想像力が爆発しすぎて、「そうきたか」と大人でもわくわくする内容です。
ただ、想像させられすぎて、「ぼくと いれかわってしまうのかもしれない。」というフレーズにはゾッとしてしまいました…。
気づかないうちに世界中が変わっていて、そのうち誰かや何かに入れ替わられてしまったら…
なんだか少しSF感もありますが、この想像はAI技術進んでいる今となってはあってもおかしくないなぁなんて思ってしまいます。
この本の面白いところは、このようにいろいろな想像をし続けていると日常の些細なことでも「~かもしれない」を考えるようになるんです。
大人もふと考えてしまうくらいなので、想像力の塊ともいえる子供はもっともっとたくさんのことを「~かもしれない」して楽しめるのではないでしょうか。
成長によって絵だけ楽しむ時期、話の雰囲気を楽しむ時期、想像していく時期等、長く楽しめる絵本だと感じました。
反応を見ながら少しずつ読んでみるのも、お子さんの考え方の成長が見えるようでたのしいかもしれませんね♪
我が家もしばらく時間をおいてまた見せてみようと思います!
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価格:1,540円 |