【どうぞのいす】のあらすじは?読んだ感想と対象年齢を紹介!2歳半に読んだ反応もお話します!【絵本】

誰かのために「どうぞ。」という優しい心は、小さいころから持ってもらいたいと思うお母さんもいるのではないでしょうか?
今回はそんな「どうぞ。」が詰まった優しい絵本、『どうぞのいす』をご紹介します。
一つの椅子から始まる可愛い勘違いの連鎖に、思わずほっこりするお話ですよ!
気になるあらすじ以外にも、2歳半の子供と読んだ感想も紹介します!
2歳になりたての頃と現在で、読んだ時の反応にもおもしろい違いがあったので、あわせて書きたいと思います。
絵本選びの参考になれば幸いです!
どうぞのいす 作品紹介とあらすじ
作品情報
タイトル:どうぞのいす
作:香山 美子
絵:柿本 幸造
初版:1981年11月
出版:ひさかたチャイルド
対象年齢は3・4歳頃~。
作者の香山さんは、みんなが知っている『げんこつ山のたぬきさん』や『いとまきのうた』等の童謡詩人でもあります。
私も手遊び歌で娘と何度も歌っているので、知った時に驚きました!
また、絵を担当されている柿本さんは1980年にフィンランド児童文学協会翻訳児童図書最優秀賞を受賞されました。
この2人の絵本は『どうぞのいす』のほかに、『ごろりん ごろん ころろろ』『ろばさんのかわいいバッグ』等があります。
あらすじ
うさぎさんは自分が作った椅子を木の下に置き、隣に「どうぞのいす」と書いた立札を立てました。
そこへ通りすがりのろばさんが、ドングリをいっぱい入れたカゴを椅子に置いてちょっとお昼寝。
ろばさんがお昼寝の間に今度はくまさんがやってきて、どうぞならば…とドングリをいただきます。
代わりにはちみつをおいていきますが…
2歳なりたて頃と2歳半の今で反応はどう変わった?娘と読んでみた
『どうぞのいす』は書店でよく見かけて気になっていたので、2歳になった頃に一度読んだ作品です。
ふんわりと可愛らしいうさぎさんや動物さんが出てくるのですが、「うさぎ!」とイラストが気に入った様子でした。
普段はイラストでも口の大きいキャラクターが出てくると絵本を閉じてしまうのですが、温かみのあるクマさんのイラストにも特に引いてしまう様子はありませんでした。
しかし、2歳当時は絵本の内容はあまり理解できていなかったのか、読んでいる途中でページをめくってしまっていました。
ただ、どのページもイラストを見ていたので、知っている動物の名前を言って楽しんでいたのが印象に残っています。
そして2歳半になって改めて読んでみたのですが、今回はすべて読み聞かせられました。
色々とお話もできるようになったからか、絵本を読みながら動物の表情やしぐさについて話してくれるようになったのが一番の変化だったと思います。
また、はちみつやパンなどを一緒になめたり食べたりする真似をしていましたよ。
娘と どうぞのいす を読んでみた感想
ほんわりとしたイラストについ惹かれますが、この作品が以外にも1981年の作品だというのには驚きました。
他人を思いやる優しい気持ちを感じられる絵本で、読んだ後心が温まる感覚でした。
子供へは「どうぞをする優しい心」を教え、大人へは「日常で忘れてしまいそうな小さくて温かい思いやり」を気づかせてくれるような…。
ロングセラーなのも頷ける、優しい世界に入れる作品です。
子供に読み聞かせるなら2歳頃はイラストを楽しむところから始め、小学校前くらいまで長く何度も読みたいと思いました。
ちなみに…読み聞かせている時、娘に「ここにも青の鳥さんがいるよ!」と何度も教えてもらいビックリ!
正直私もあまり意識していなかったのですが、青い鳥さんが唯一すべてを見ているキャラクターだったんですね!
娘に気付かされて、まだまだ楽しめ切れてなかったんだなぁと反省しました…。
ぜひ心温まる『どうぞのいす』を読んでみてくださいね!
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価格:1,100円 |
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