くろねこかあさん は優しい切り絵の世界!絵本の内容や読んだ感想をお話します!【絵本】

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くろねこかあさん は優しい切り絵の世界!絵本の内容や読んだ感想をお話します!

犬や猫は、子供が小さい頃から馴染みがある動物ですね。
今回はそんな馴染み深い猫が主役の絵本、『くろねこかあさん』をご紹介します。
言葉のリズムも楽しく、黒と白だけの世界なのに愛らしい猫の親子のお話です!
絵本の内容や作品情報の他、読んだ感想も書きますので、ぜひ参考にしてみてください

くろねこかあさん 作品情報とあらすじ

作品情報

タイトル:くろねこかあさん
作者:東 君平
初版:1990年1月25日
(1985年2月1日 こどものとも年少版発行)
出版:福音館書店

対象年齢は2歳頃~

作者の東さんは生前100冊あまりの著書を残した作家さんです。
この絵本のほかに、『こねことこねこ』『うたうたう』等があります。

切り絵を使っている絵本は今見ても斬新で目を惹きますね!
山梨県には『くんぺい童話館』という美術館もあるそうですよ。

あらすじ

くろねこかあさん あかちゃんうむよ

生まれた赤ちゃんは白猫3匹、黒猫3匹。
6匹の元気な子猫たちが、優しい母さんと過ごす日常を描いています。

1歳の時は興味なく…でも2歳半の時、子供に読んだら…

実は、娘が1歳の時に最寄りの市役所に『くろねこかあさん』がおいてあったのが、絵本を知るきっかけでした。
そのころは白と黒2色のみの世界にはあまり興味が持てなかったようで、すぐページを捲られていました。
ただ、読み手側としてはなかなか楽しいリズムでハマっていたので、何となく絵本のことが忘れられずにいたんです。

2歳半になった今、再び市役所に行く機会があって読んでみることに。
すると、読まない間に何があったの!?と思うくらい食いつきがよく、見事にハマっていました。笑
言葉のリズムの楽しさや絵の面白さを感じられるようになったのかな?
何がヒットしたのかはわかりませんが、子供の考え方は日々変わるもんだと実感した瞬間でした。
何度も「もう一回!」と言われたため、その足で図書館に向かい『くろねこかあさん』を借りることにしました。

家で読んでいると「この子は何してるの?」「どうして慌ててるの?」と聞かれることが多かったです。
子猫たちに興味津々で、ポーズや行動が気になったんでしょうか。
また途中で飽きちゃうかなーと思っていた絵本だったので、そこまで興味を持って読んでいるのがうれしかったです。

また、絵本の内容もリズミカルで同じ言葉が続いて覚えやすかったのか、気づいたら一人で音読の真似してました。

くろねこかあさん…、しろねこさんびき…、くろねこさんびき…

の流れは完璧で、あとは記憶に残った言葉をつなげるか、絵を頼りに自分で創作しながら読んでいましたよ!
娘のお気に入りは、最後の「おしまい」のページの黒猫ちゃんだそうです。笑

くろねこかあさん を読んでみて

表紙が白と黒しか色が使われていないのは新しいなーと思いながら絵本を手に取ったのを覚えています。
本の中身も白黒でシンプルなのにも関わらず、子猫たちの動きが可愛らしいのがとても魅力的でした。
特に白猫が池に落ちちゃったところで、お母さんを呼びに行く黒猫の可愛さときたら…
大人もニコニコしちゃいますね!

切り絵とは思えないくらい自然な配置で、切り絵でできていると知った時は驚きました。
描かれた年代も見ていなかったので、正直イラストのコピペかと…
今の時代でもずいぶん珍しい手法で、新しさを感じます。
また、文字もとても温かみを感じられるので、2色の世界でも堅苦しさが全くありません。
動きの楽しい猫ちゃんたちと文字の温かさで色に押されずに優しい印象が持てる絵本ですよ!

内容もとてもシンプルですが、ユーモアたっぷりで歌うような言葉なので興味を持ちやすいと思います。

1歳くらいの色が楽しい時期に見せると飽きが来やすいかもしれませんが、言葉遊びが楽しい頃にもう一度読んでみるのは本当におすすめです!
今更思うのは、この絵本にもう少し早く出会えていたらよかったかなぁ…。
低月齢期は白黒世界からのスタートと聞いているので、その頃の読み聞かせにちょうど良さそうだと思いました!

ぜひ皆さんも白黒の優しいに触れてみてくださいね。

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